「3泊4日の旅行、スーツケースはどのくらいの大きさがあれば足りる?」
「小さすぎて入らないのも、大きすぎて持て余すのもいや…」
旅行の準備で意外と迷うのが、スーツケースのサイズですよね。
お店やネットで見ると「S・M・L」「40L・60L」など表記もばらばらで、どれを選べばいいのか分かりにくいものです。
結論からお伝えすると、3泊4日のスーツケースは容量40〜60L前後、いわゆる「Mサイズ」がいちばん選びやすい目安です。
この記事では、容量の考え方から、季節・行き先・人数による調整、飛行機の機内持ち込みと預け入れの規定、3泊4日の持ち物リスト、サイズが合わなかったときの対処まで、順番にまとめました。
この記事のポイント
- 目安は「1泊=約10L」。3泊4日なら40〜60L(Mサイズ)が基準
- 冬・海外・お土産が多い旅は大きめ、荷物が少ない国内旅は40L前後でもOK
- ANA・JALの機内持ち込みは3辺合計115cm以内(100席以上の機材)=多くのMサイズは預け入れになる
- LCCは重さの上限が厳しい(Peachは合計7kgまで)ので要注意
3泊4日のスーツケースは40〜60L(Mサイズ)が目安

まずは「何リットルあればいいのか」から見ていきます。
「1泊=約10L」で考えると選びやすい
スーツケースの容量を決めるときによく使われるのが、「1泊あたり約10L」という考え方です。
3泊なら30L、そこに行きと帰りの余裕やお土産のスペースを足して、40〜60Lに落ち着く、というイメージです。
実際、スーツケースの選び方を紹介している記事やメーカーの案内を見ると、3泊4日の目安は「30〜50L」とするものから「40〜60L」「50L前後」とするものまで幅があります。
この差は、次のような前提の違いから生まれています。
- 荷物の少ない人・夏の国内旅行を想定すると30〜40L寄り
- お土産を買う・冬服を持っていくことまで考えると50〜60L寄り
- 海外旅行を想定すると60〜70L寄り
迷ったときは、「行きの時点で7〜8割くらい埋まる大きさ」を選ぶと、帰りにお土産が増えても閉まらないという失敗を防げます。
Mサイズはどのくらいの大きさ?
「Mサイズ」はメーカーごとに定義が少しずつ違いますが、おおむね高さ60cm前後・容量40〜70Lの中型スーツケースを指すことが多いです。
サイズ表記の目安をまとめると、次のようになります。
| サイズ | 容量の目安 | 泊数の目安 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| S(機内持ち込みサイズ) | 〜40L前後 | 1〜3泊 | 飛行機の座席上の棚に入れられるものが多い |
| M | 40〜70L前後 | 3〜5泊 | 3泊4日の定番。飛行機では預け入れが基本 |
| L | 70〜100L前後 | 5〜7泊以上 | 長期旅行・家族の荷物をまとめる向き |
同じ「Mサイズ」でも、あるメーカーでは45L、別のメーカーでは65Lということもあります。
サイズの呼び方ではなく、容量(L)と外寸(cm)で比べるのが確実です。
本体の重さは3〜5kgが目安
意外と見落としがちなのが、スーツケース本体の重さです。
Mサイズの場合、本体だけで3〜5kg程度のものが多く、軽量モデルなら3kg台、アルミフレームのしっかりしたタイプだと4〜5kg台になります。
飛行機に預ける場合は「本体+中身」の合計で重さの上限が決まっているので、本体が軽いほど中身に回せる重さが増えます。
電車移動や階段が多い旅でも、軽さは歩きやすさに直結します。
3泊4日の定番サイズの一例として、55.2Lクラスのこちらは、外寸約64×43×28cm(キャスター・ハンドル込み)・重さ4.73kgです。
大きめ・小さめを選んだほうがいい人

40〜60Lはあくまで基準です。
旅の条件によって、次のように調整すると失敗しにくくなります。
冬の旅行・寒い地域へ行く人は大きめに
ニットやダウン、厚手のパンツなどの冬服は、夏服の何倍もかさばります。
冬の旅行では、夏の1.5〜2倍ほどの容量を見込むよう案内しているメーカーもあります。
冬の3泊4日なら55〜65L前後を目安にすると安心です。
海外旅行は60〜70L寄りで考える
海外旅行では、変換プラグや常備薬、日本から持っていく日用品など、国内旅行より荷物が増えがちです。
現地で買い物をする予定があるなら、なおさら余裕がほしいところ。
国内なら40〜50L、海外なら60〜70Lを目安にするという考え方がよく紹介されています。
お土産をたくさん買う予定の人
帰りに荷物が増えるのが分かっているなら、ワンサイズ大きめを選ぶか、容量を広げられる「拡張機能」付きのスーツケースを選ぶのがおすすめです。
拡張機能はファスナーを開けるとマチが数cm広がるしくみで、行きはコンパクト、帰りだけ大きくといった使い方ができます。
女性でコスメやヘアアイロンが多い人
スキンケア・メイク道具・ヘアアイロンなどを一式持っていく場合は、同じ3泊4日でも荷物が増えやすくなります。
Mサイズの中でも50L前後を選んでおくと、服とコスメを分けて収納しやすくなります。
家族の荷物を1つにまとめる人
家族で1つのスーツケースにまとめる場合は、「1泊10L×人数×泊数」で計算すると目安が出せます。
たとえば3人家族で3泊なら、10L×3人×3泊=90Lです。
1つで収めるならLサイズ、もしくはMサイズ2個に分けるのが現実的です。
子どもの荷物は大人より少なめで済むことも多いので、年齢に合わせて調整してみてください。
修学旅行で使う人
修学旅行の3泊4日も、基本の考え方は同じで40〜60Lが目安になります。
ただし、学校によってはサイズや個数の指定があったり、バスのトランクに入る大きさを決められていたりすることがあります。
まずは学校から配られる「しおり」の持ち物・サイズ指定を確認してから選ぶと安心です。
飛行機に乗るなら要チェック:機内持ち込みと預け入れの規定

飛行機を使う3泊4日の旅行では、「機内に持ち込むか」「預けるか」でスーツケースのサイズ選びが変わります。
ここでは航空会社の公式情報をもとに、国内線の規定を整理します。
規定は変更されることがあるので、搭乗前には利用する航空会社の公式サイトもあわせて確認してください。
ANA・JALの機内持ち込みサイズ(国内線)
ANAとJALの国内線では、機内持ち込みできる手荷物のサイズが機材の座席数によって分かれています。
| 機材 | サイズ(3辺の和) | 各辺の上限 |
|---|---|---|
| 100席以上 | 115cm以内 | 55cm×40cm×25cm以内 |
| 100席未満 | 100cm以内 | 45cm×35cm×20cm以内 |
ANAでは、機内に持ち込めるのは「機内持ち込み手荷物」1個と「身の回り品」(ハンドバッグなど・40cm×30cm×20cm以内)1個の合計2個まで、重さは2個合わせて10kgまでと案内されています。
また、サイズはキャスターやハンドルも含めて測る点にも気をつけてください。
40〜60LのMサイズは高さ60cm前後のものが多いため、ほとんどが機内持ち込みの上限(55cm)を超え、預け入れになります。
「3泊4日でも機内持ち込みだけで済ませたい」という場合は、Sサイズ(40L前後まで)を選ぶ必要があります。
LCC(Peach)は重さの上限が厳しい
LCCを使う場合は、大手とは基準が異なるので特に注意が必要です。
たとえばPeachでは、機内持ち込みのスーツケースは高さ40cm以内×横幅50cm以内×厚さ25cm以内(キャスターなども含む)、身の回り品と合わせて2個まで・重さは合計7kgまでとされています。
3泊4日の荷物を7kgに収めるのは、本体の重さも含めるとかなり大変です。
LCCを使う3泊4日なら、荷物は有料で預ける前提で考えるか、50L以下の小さめサイズに絞って荷物を最小限にするのが現実的です。
ほかのLCCもそれぞれ規定が異なるので、予約時に必ず確認しておいてくださいね。
預け入れ(受託手荷物)の無料枠
Mサイズを飛行機に預ける場合は、無料で預けられるサイズと重さを先に知っておくと安心です。
| 航空会社(国内線) | サイズ | 重さ |
|---|---|---|
| ANA(エコノミー) | 3辺の和が158cm以内 | 1個あたり23kgまで |
| JAL(ファーストクラス以外) | 50cm×60cm×120cm以内 | 合計20kgまで |
一般的なMサイズ(外寸の3辺合計が130〜140cm前後)であれば、サイズは無料枠に収まることがほとんどです。
重さについても、3泊4日分の荷物で20kgを超えることはあまりありませんが、お土産に飲み物や調味料などの重いものを買うときは気をつけてくださいね。
3泊4日を機内持ち込みだけで済ませるコツ
「空港で荷物を待つ時間を減らしたい」「LCCで預け入れ料金をかけたくない」という人は、Sサイズで3泊4日を乗り切る方法もあります。
- 服は着回し前提で、トップス3枚・ボトムス1〜2枚程度に絞る
- 圧縮袋で衣類のかさを減らす
- シャンプーや化粧品は宿のアメニティや旅行用の小分けボトルを活用する
- いちばんかさばる上着や靴は移動日に着ていく
- お土産は現地から宅配便で送る
ただし、液体物は機内持ち込みに制限がある場合があるので、化粧水やヘアオイルなどを持ち込むときは航空会社や空港の案内を確認してください。
3泊4日の持ち物リストと容量の目安

「1泊10L」と言われても、実際に何を入れるとどのくらいになるのか、イメージしにくいですよね。
ここでは、大人1人・春秋の国内旅行を想定した3泊4日の持ち物と、スーツケースの中でおおよそどのくらいの場所をとるかをまとめました。
| 持ち物 | 内容の例 | 場所の取り方 |
|---|---|---|
| 着替え | トップス3枚・ボトムス1〜2枚 | 全体のいちばん大きな割合 |
| 下着・靴下 | 3〜4日分 | 小さめのポーチ1つ分 |
| パジャマ・部屋着 | 1セット | 宿にあれば省ける |
| 洗面・スキンケア・メイク | 小分けボトル・化粧ポーチ | ポーチ1〜2つ分 |
| ヘアケア家電 | ヘアアイロンなど | 意外とかさばる・重い |
| ガジェット類 | 充電器・モバイルバッテリー・ケーブル | 小さめのポーチ1つ分 |
| 常備薬・衛生用品 | 薬・マスク・ウェットティッシュ | すき間に入る程度 |
| お土産スペース | 帰りに増える分 | 全体の2〜3割を空けておきたい |
この内容なら、夏場であれば35〜40L、春秋で40〜50L、冬で55L以上がひとつの目安になります。
モバイルバッテリーは飛行機の預け入れ荷物に入れられないので、機内に持ち込む手荷物に入れるのを忘れずに。
スーツケースを選ぶときに見ておきたいポイント

サイズが決まったら、使いやすさにかかわるポイントも見ておくと失敗しにくくなります。
ハードタイプかソフトタイプか
スーツケースには、樹脂やアルミでできたハードタイプと、布製のソフトタイプがあります。
- ハードタイプ:衝撃に強く、中身を守りやすい。飛行機に預ける人向き
- ソフトタイプ:軽くて外ポケットが使いやすい。多少詰め込みがきく
飛行機で預け入れることが多い3泊4日のMサイズなら、中身を守りやすいハードタイプを選ぶ人が多いです。
キャスターは4輪が歩きやすい
キャスターは、360度回転する4輪タイプが主流です。
体の横で押しながら進めるので、空港や駅の中での移動がラクになります。
石畳や段差の多い場所を歩くなら、大きめのキャスターや、2つの車輪が並んだダブルキャスターだと安定します。
あると便利な機能
- TSAロック:アメリカなどで鍵をかけたまま荷物を預けられる。海外旅行なら付いているものが安心
- 拡張機能:帰りに荷物が増えたときにマチを広げられる
- キャスターストッパー:電車の中や坂道で勝手に転がらない
- フロントオープン:本体を寝かせずに前面から小物を出し入れできる
特にフロントオープンは、新幹線や空港で「パスポートやチケットをさっと出したい」ときに便利です。
3泊4日の荷物が収まる45Lクラスでフロントオープンを備えたものに、こちらがあります(Sサイズ:約59×39×24cm・約4.3kg)。
なお、3辺の合計が115cmを超えるので、ANA・JALでは預け入れサイズになります。
サイズが合わなかったときの対処法

準備を始めてから「思ったより入らない」「大きすぎた」と気づいたときの対処もまとめておきます。
小さすぎて荷物が入らないとき
- 衣類を圧縮袋に入れてかさを減らす
- かさばる上着や靴は当日着ていく・履いていく
- 荷物の一部を宿へ宅配便で先に送る
- サブバッグ(折りたたみのボストンバッグなど)を1つ追加する
大きすぎて中身が動いてしまうとき
スーツケースが大きすぎると、移動中に中身が片寄ったり、ぶつかり合って壊れたりすることがあります。
タオルや衣類をすき間に詰めたり、スーツケース内のベルトでしっかり固定したりすると、中身が動きにくくなります。
空いたスペースは、そのまま帰りのお土産スペースとして使えます。
買う?借りる?使う頻度で決める

3泊4日の旅行が年に1回あるかないか、という人は、スーツケースをレンタルするという選択肢もあります。
保管場所がいらない、旅行ごとにサイズを選べる、といった点が借りるメリットです。
一方で、年に何度も旅行や出張がある人は、購入したほうが結果的に割安になりやすく、使い慣れたスーツケースで準備もしやすくなります。
「使う回数」と「家に置いておけるか」で考えると決めやすいですよ。
スーツケース3泊4日のサイズでよくある質問

Q. 3泊4日で40Lは小さすぎますか?
夏の国内旅行で荷物が少なめの人なら、40Lでも十分収まることが多いです。
ただし、冬服やお土産が多い場合は足りなくなる可能性があります。
余裕がほしい人は、50L前後か拡張機能付きを選ぶと安心です。
Q. 修学旅行(3泊4日)のスーツケースは何Lがいい?
多くの場合、40〜60Lが目安です。
ただし学校によってサイズ指定があることも多いので、まずは学校の案内を確認してくださいね。
成長して家族旅行でも使うことを考えるなら、Mサイズを選んでおくと長く使えます。
Q. 国際線だと規定は変わりますか?
国際線は、航空会社・行き先・座席クラス・運賃の種類によって、預け入れの個数や重さの無料枠が変わります。
国内線と同じ感覚でいると重量オーバーになることもあるので、予約した航空会社の国際線の規定を必ず確認してください。
Q. 容量が同じなら、どのメーカーでも同じだけ入りますか?
表示されている容量が同じでも、内側に凹凸があるかどうかや、形(縦長か横長か)によって、実際の入れやすさは変わります。
内側が平らな「インナーフラット」構造のものは、デッドスペースが少なく荷物を詰めやすいです。
まとめ:3泊4日はMサイズ40〜60Lを基準に、旅の条件で調整しよう

3泊4日のスーツケース選びのポイントをおさらいします。
- 目安は「1泊=約10L」。3泊4日なら40〜60L(Mサイズ)が基準
- 冬・海外・お土産が多いなら大きめ、夏の国内で荷物が少ないなら40L前後
- サイズの呼び方ではなく容量(L)と外寸(cm)で比べる
- ANA・JALの機内持ち込みは3辺合計115cm以内(100席以上)。Mサイズは基本的に預け入れ
- LCCは重さの上限が厳しいので、予約時に規定を確認
サイズ選びで迷ったら、「行きの時点で7〜8割埋まるくらい」を目安にしてみてください。
帰りのお土産までちゃんと収まる、ちょうどいいスーツケースで、3泊4日の旅を楽しんでくださいね。

