「そろそろ良いマットレスに変えて、ぐっすり眠りたい!」と思って調べ始めると、必ずと言っていいほど直面するのがこの問題。
「昭和西川と西川(東京西川)、名前が似すぎててどっちが良いのか分からない!」
私も最初は「えっ、同じ会社じゃないの?」と混乱しました。
でも実はこの2社、ルーツは同じでも今は完全に別の会社なんです。
当然、作っているマットレスの性格も結構違います。
高い買い物だからこそ、絶対に失敗したくないですよね。
そこで、両社のカタログやスペックを徹底比較し、違いを整理しました。
結論から言うと、決定的な違いは以下のとおりです。
| メーカー | 決定的な違い(強み) |
|---|---|
| 西川株式会社 (AiR/エアー) | ①最新の睡眠科学 (アスリート向け・高性能) ②通気性とフィット感 (複雑な切れ込み構造) |
| 昭和西川 (Muatsu/ムアツ) | ①安心の「お試し」制度 (90日間の返品保証あり※) ②医療・介護のルーツ (床ずれ防止から誕生) |
ざっくり言うと、「最新スペックのスポーツカー(西川)」か、「信頼と実績のファミリーカー(昭和西川)」か、というイメージ。
あなたに合うのはどちらか、以下のボックスでチェックしてみてください。
- 大谷選手など、トップアスリートと同じ環境で眠りたい人
- 暑がりで、通気性の良さを重視したい人
- デザイン性の高さや「カッコよさ」も大事な人
- 高い買い物なので、自宅でじっくり試してから決めたい人
- しっかり支えられる「硬めの寝心地」が好きな人
- 50年以上の歴史がある「元祖」の安心感が欲しい人
昭和西川と西川のマットレス、どっちがいい?決定的な違いはここ!
どちらも「点で支えるウレタンマットレス」という基本構造は同じ。
元々は兄弟のような関係でしたが、現在は別々の進化を遂げています。
選び方のポイントになる「違い」を深掘りします。
最大の違いは「開発コンセプト(アスリートか、健康ケアか)」
ここが一番の別れ道です。
- 西川(エアー):
「スポーツ科学」がベース。アスリートが遠征先でも最高のパフォーマンスを出せるよう、コンディショニングを整えることを目的に開発されています。 - 昭和西川(ムアツ):
「医療・看護」がベース。病院で床ずれに苦しむ患者さんのために開発されたのがルーツ。健康維持や療養という視点が強いです。
失敗しない「保証(お試し期間)」で選ぶならどっち?
マットレス選びで一番怖いのが「買ったのに体に合わなくて腰が痛い…」というパターンですよね。
このリスクを回避できるのは昭和西川(ムアツ)です。
公式サイト等の限定ですが、「90日間のお試し返品保証」という強力な制度があります。
「家で寝てみて、ダメなら返せる」というのは、数万円の買い物をする上で最強の安心材料ですよね。
一方、西川(エアー)にあるのは「3年間の品質保証」。これは「ウレタンが凹んで戻らなくなったら交換します」という耐久性の保証であり、「寝心地が合わない」という理由では返品できません。
ここ、すごく大事なポイントです!
寝心地と通気性のスペックで選ぶならどっち?
寝心地に関しては、以下のような傾向があります。
- 西川(エアー):
表面の凸凹が細かく、通気孔(クロススリット)が多い。
➡ 体にフィットして包み込まれる感覚があり、蒸れにくい。 - 昭和西川(ムアツ):
卵型のタマゴの形がはっきりしている。
➡ 下からグッと支えられる「指圧」のような感覚が強い。
西川株式会社「エアー(AiR)」の特徴とメリット・デメリット
では、個別のモデルについて詳しく見ていきましょう。
まずは、大谷翔平選手のCMでおなじみの「西川(株)」のエアーから。
エアーを選ぶメリット(大谷選手も愛用する最新テクノロジー)
エアーの魅力は、なんといっても「最先端の機能美」です。
日本睡眠科学研究所のデータに基づいて設計されており、体圧分散の性能はトップクラス。
特に「通気性」に関しては、ウレタンの弱点を克服するためにかなり工夫されています。
汗をかきやすい人や、アスリートのように代謝が良い人にはエアーの構造が快適に感じるはずです。
エアーの気になる点(価格とお試し不可)
正直なところ、ネックになるのは「お試し期間がないこと」です。
店舗で数分寝転がっただけでは分からないことも多いので、一発勝負で購入するには少し勇気がいります。
エアーはこんな人におすすめ
- 「大谷選手が使っているものと同じ」という事実にテンションが上がる人
- 睡眠の質をとことん追求したい機能重視派
- 見た目もカッコいい寝具で寝室を整えたい人
昭和西川「ムアツ(Muatsu)」の特徴とメリット・デメリット
次は、元祖「点で支える」マットレス、昭和西川のムアツです。
私は個人的に、失敗したくないならこちら推しです。
ムアツを選ぶメリット(90日間の返品保証と実績)
ムアツ最大の強みは、やはり「自宅で試せること」。
マットレスは使い始めて2週間くらいで体が慣れてくることが多いので、90日間あれば相性を完全に見極められます。
「合わなかったら返せる」という心の余裕は大きいです。
また、抗菌防臭の「ポリジン加工」が施されているものが多く、清潔に長く使えるのも「実家の布団」のような安心感があります。
ムアツの気になる点(独特の凹凸感)
口コミでたまに見かけるのが、「タマゴの形が背中に当たる感じが気になる」という声。
しっかり支える構造ゆえの「硬さ」や「指圧感」なんですが、柔らかい布団に慣れている人は最初は違和感があるかもしれません。
ムアツはこんな人におすすめ
- 絶対に買い物を失敗したくない慎重派の人
- 腰が沈み込むのが苦手で、しっかり支えてほしい人
- 三つ折りで畳んで収納したり、陰干ししたり、扱いやすさを求める人
【比較まとめ】項目別に勝敗を判定!
ここまでを整理して、項目別に「どっちが優勢か」をジャッジしてみました!
【安心感】自宅でじっくり試したい派は? 👉 「昭和西川(ムアツ)」の勝ち!
やはり「返品保証制度」があるのは大きすぎます。
通販で高級マットレスを買うハードルを極限まで下げてくれているのは昭和西川です。
【機能性】通気性とフィット感を重視するなら? 👉 「西川(エアー)」の勝ち!
複雑なカッティング技術や、空気の流れを計算した構造は西川(株)が一歩リード。
特に夏場の蒸れが気になる方や、包み込まれるようなフィット感が欲しい方はエアーの方が満足度が高いでしょう。
【コスパ】耐久性と価格のバランスで見るなら? 👉 引き分け(ただしエントリー層はムアツ優勢)
両者とも価格帯は似ていますが、昭和西川のムアツの方が、少し手頃なモデルからラインナップが豊富です。
また、ムアツは「20年ムアツ」のような超耐久モデルも出しており、長く使うことを前提としたコスパは非常に高いです。
まとめ:あなたに合うのはこっち!
昭和西川と西川、どちらも「日本の睡眠」を支えてきた素晴らしいブランドです。
最後に、迷っている背中を押すアドバイスをまとめます。
- 「アスリートスペックの最新機能を体感したい!」
➡ そんなあなたは、西川の【エアー(AiR)】を選べば間違いありません。 - 「自分に合うか不安だから、まずは家で試してみたい。」
➡ そんなあなたは、昭和西川の【ムアツ(Muatsu)】から始めるのが一番リスクの少ない選択です。
人生の3分の1は睡眠時間。どちらを選んでも、今までのせんべい布団とは別次元の寝心地が待っていますよ!
あなたにぴったりの一枚が見つかりますように。


